~用途に合ったホース選びがトラブル防止につながります~
工場や整備現場などで使用されるホースにはさまざまな種類があります。その中で「耐油ホース」の名前はよく知られていますが、『耐油ホースと一般ホースって何が違うの?』と思った方も多いと思います。
ホースは見ためが似ていても、使用する流体に合っていないホースを選ぶと「膨張」「硬化」「漏れ」「破裂」などのトラブルにつながる場合があります。今回は「耐油ホース」と「一般ホース」の違いについてわかりやすくご紹介します。

一般ホースとは?
一般ホースは水や空理など比較的負荷の少ない用途向けに使用されるホースです。例えば散水、エアー配管、一般給排水などで広く使用されています。柔らかくて扱いやすい、コストを抑えやすい、汎用性が高い、ただし、油に対する耐性が高くない、というのが特徴です。そのため、油分を含む環境で使用すると劣化が早まることがあります。
耐油ホースとは?
耐油ホースは油類に耐えられるように専用材料で作られたホースです。主に、作動油、潤滑油、軽油、重油、切削油などを扱う現場で使用されます。油による膨張を防ぐ、劣化しにくい、長寿命、安全性が高い、といった特徴があり、油を扱う設備では、耐油性能の有無が非常に重要になります。
一般ホースを油で使うとどうなる?
実際によくあるトラブルですが、ホースが膨らむ、表面がべたつく、柔らかくなる、ひび割れる、漏れるなどの症状があり、これらがさらに進行すると破裂する危険もあります。
なぜ劣化するの?
原因は「材質」です。一般ホースは油への耐性が低いため、油分が内部に浸透してゴムや樹脂が変質してしまいます。特に高温、高圧、長時間の使用だと劣化が加速します。
耐油ホースが必要な場面は?
代表例としては、コンプレッサー周辺、工作機械、建設機械、油圧機器、切削油ライン、自動車設備工場などでの用途には耐油ホースの使用を推奨します。
ホースの選定でのポイント
ホースを選ぶ際は、流体・温度・圧力・使用環境を確認することが重要です。特に油関連はその油の種類によって適合性が異なる場合もあるので注意です。
耐油ホースと一般ホースは見た目が似ていても用途が大きく異なります。一般ホースを油環境で使用すると、膨張、劣化、漏れ、破裂などのトラブルにつながる危険性があります。設備トラブルを防ぐためにも、使用条件にあったホースの選定が重要です。
「どのホースを選べばいいかわからない」「今使っているホースで問題ないか確認したい」
そんな場合は、お気軽に当社までご相談ください。