~「ポンプは動いているのに流れない」その原因、ホースかもしれません~
工場設備や配管ラインで「流量が急に落ちた」「吸いこみが悪い」「ポンプは動いているのに流れない」、そんなトラブルはありませんか?
実はその原因、”ホースの折れ”かもしれません。ホースは柔軟性がある反面、取り回しや使用条件によって折れ曲がり、内部が塞がれてしまうことがあります。
今回は「ホースが折れて流量が落ちる原因」とその「対策」についてご紹介します。
なぜホースが折れるの?
ホースは無理な力がかかると、部分的に潰れたり折れたりします。特に柔らかいホースでは起こりやすいトラブルです。
よくある原因① 曲げ半径不足
最も多い原因です。ホースには「最小曲げ半径」があります。これを超えて無理に曲げると、内部が潰れて流れが悪くなります。よくある現場例としては、「狭い場所で無理に配管」「長さ不足」「急角度で接続」があります。
よくある原因② ホースが柔らかすぎる
使用条件に対してホース強度が不足しているケースです。特に、高温環境、負圧使用、長期期間使用では柔らかくなり、折れやすくなります。
よくある原因③ 吸引に圧送用ホースを使用
非常によくある事例です。圧送用ホースは「押す圧力」には強いのですが、「吸う力(負圧)」には弱い場合があります。そのため、吸引時にホースが潰れ、流量低下につながります。
流量が低下するとどうなる?
ホース折れによる流量低下は、設備トラブルにもつながります。発症しやすい症状としては、ポンプ負荷増大、吸引不足、圧力異常、機械停止、異音発生などがあります。「機械故障だと思ったらホースが原因だった」というケースも少なくありません。
対策① 曲げ半径を守る
ホースには適正な曲げ範囲があります。無理な取り回しは避け、余裕を持った配管を行いましょう。
対策② 長さに余裕を持たせる
ギリギリの長さで配管すると、引っ張られて折れやすくなります。少し余裕を持つことで改善する場合があります。
対策③ サクションホースを使用する
吸引用途では、負圧対応のサクションホースを使用しましょう。サクションホースは、スパイラルやワイヤーの補強により、潰れにくい構造になっています。
対策④ 劣化したホースは早めに交換
劣化したホースは柔軟性が変化し折れやすくなります。柔らかすぎる、硬化した、変形した、折れ癖がついている、ひび割れが出ているなどの症状には要注意です。
ホースの折れは見落とされやすいトラブルのひとつです。しかしそれを放置しておくと、流量低下、ポンプ異常、設備停止などにつながる恐れがあります。特に曲げすぎ、ホースの選定ミス、吸引用途での誤使用には注意が必要です。
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そんな場合は、お気軽に能登ゴム産業㈱までご相談ください。